めおとひつじ の日記

結婚6年目の仲良し夫婦でブログを書いています

👶生後364日🍀去年の今頃は

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こんにちは、めおとひつじ(嫁)です。

娘ひつじさんが生まれてから364日目の本日です。去年の今頃は、容赦のない前駆陣痛に苦しみながら産科の階段を昇り降りしていました。お産の経過や感じ方は人それぞれですが、個人的には前駆陣痛が最も辛かったです。

お産の3日前から、数分おきに長い針で子宮近辺を刺し通されるような鋭い痛みが続いていました。前駆陣痛がくるたびに、激痛をこらえようとして呼吸が止まり、血管が浮き出て脂汗をかいていました。夜は痛みのせいで不眠であり、3日間ろくに寝ていませんでした。

この時の願いは「産みたい」よりも「眠りたい」でした。実際、産院では横になっていたのですが、「横になっていてもお産は進まない」と、愛のあるナースに叩き起こされ、痛みをこらえて脂汗をかきながら、何時間も階段を昇り降りしていました。かといって、身体を動かしたからといって必ず進行するわけでもないとのことでした。

前駆陣痛が最も辛いというケースはまれなため、周囲の方に理解が得られないのも辛かったです。産院でも「本陣痛やお産のほうが辛いよ」と言われるばかりでしたが、私には当てはまらず。

振り返ってみても、前駆陣痛に耐えた3日間と、無意味かもしれないなかで痛みにこらえながら一人階段を昇り降りし、真っ暗な病室で痛みをやり過ごしながらうずくまっていた(昨年の)今日が一番辛かったです。初産で、先が見えない不安もありました。

定期的に助産師さんが様子を見に来てくださいました。かの有名な、子宮口のグリグリ(これがまた痛い)を数時間おきに受けました。一睡もできないまま夜通し痛みに耐え続けていました。何度目かのグリグリ中、午前3時頃に破水しました。分娩室に移動しましたが、実感として産める体力はこの時点でもう残っておらず、部屋に帰りたかったです。

結局陣痛が進み切らず、促進剤を何回かにわけて入れ続け、最大量まで入れました。それでもお産にいたらず7時間が経過しました。(この時点の母の願いは相変わらず「眠りたい」でした。)最終的には緊急帝王切開の判断が下されました。

よろよろの字で同意書に署名、拇印で捺印(確か薄くて二回押しました)、何人かがかりで衣類をひっぺがされ、尿を抜かれ、促進剤を打たれていきみが来るのに「いきむな」といわれ、人間としての尊厳はないな…仕方ないけど、といった感じで突貫で準備が進みました。

しつこく、「早く麻酔打ってもらって眠りたいな」と考えていました。およそ11時に手術開始。

手術中は意識があり、助産師さんと会話をしていました。一度、身体が震えるほど寒くなりました。後々、出血量が多かったと聞きましたので、そのとき大量出血していたのだと思います。

約20分後、一同が「おめでとうございます!!」と歓声を上げました。「えっ、産まれた??泣き声、産声は??」と思ってすぐ、数秒後に元気な泣き声が聞こえました。

母は赤子が元気であることに安堵し、今度こそ、今度こそ、今度こそ眠りたいと思いました。(元気でさえあれば、姿を確認するのはあとでよいと思いました。)これまでの経緯と疲労具合を知らない助産師さんが、子どもの顔を確認しようとしない母に引いていました。だから、ほんとう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~に、眠気が限界なんですってば。

でも、娘ひつじさんをそばに連れてきてくれたので、初めて顔を見ました。「目が二重だ!!赤ちゃんでもこんなに長いまつ毛が生えているんだ!!かわいい!!もう大丈夫!!」というのが最初に感じたことでした。その後、最初の印象通り、会う方会う方に「お目めぱっちり、くりくりで可愛い」と言ってもらえる彼女でした。

出産のあと、ようやく爆睡しました。病室のベッドのうえで全身繋がれて、足も固定されて、身動きひとつできませんでしたけれども。ようやく眠れました。二日目も全身繋がれたままで、娘にもろくに会えませんでした。体を動かすと傷が痛くて、二時間格闘しても、身体を横向きにすることすらできませんでした。

それでも、無事に元気な娘を出産したことで安堵していました。

しかしながら、ご飯もなし、飲み水もなし、シャワーもなし、顔も別人のように腫れ上がって声も出ない、娘にも会えない産後に猛烈に頭にきたのが三日目です。「起き上がりたい」と看護師さんに伝えたところ、「介助はできない。全部自力で活動できるなら、尿管を外して自分で動いてよい」と言われました。

「外してください」の一択でした。痛みによって腰が曲がったままでしたが、点滴につかまって娘のお世話を始めました。何度目かの授乳のあと、安らかに腕のなかで眠る娘を見ていた時、初めて実感がわいてきました。今まで感じたことのない、このうえない充足感に満たされました。そして「あーーーー!!もう一人産みたい!!!!」と思ったのでした。

入院生活の10日間は、楽しかったです。娘のお世話ができるよう、たくさんの助産師さんと看護師さんにビシビシ鍛えてもらいました。印象深い思い出です。産院の皆さまには感謝でいっぱいです。

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先日お散歩した公園にて🌳

この日からさらに一年弱続く、睡眠不足の日々もなかなかに大変でしたが…(最近は夜通し眠れます)

あの日からちょうど一年です。ずんずん歩くようになった娘ひつじさんを見ながら在宅ワークをしているとは、当時は思いもしませんでした。

娘をお腹に宿してからの幸せな日々は、かけがえがなかったです。そしてこれからも。たくさんの幸せをありがとう。生まれてきてくれて本当にありがとう。

皆さまも良い日々をお過ごしくださいませ☆

( ^∀^)ノ