前回の記事「副院長秘書の仕事~ゴーストライト①」の続きです☆
ゴーストライト その2. 「客員教授の推薦文」
当大学に著名な教授を客員教授としてお招きすることになったときのことです。学内の会議で着任を承認するために必要な推薦文を「書いといて!」と言われました。
わたしが書くんかい (゜Д゜;) (※本来主任教授が書く書類です)
推薦文には、推薦される先生の経歴や業績、熱意やお人柄を記載します。"推薦文"ですので、「これこれこういう方で、素晴らしいご経歴とご業績と熱意がおありであり、人格的にも優れた方で、当大学にお招きすれば、多大なる貢献をしてくださることが期待されます」ということを書くわけです。
過去の例を参考にしながら、書きました。
お偉い先生方というのは経歴まみれ、業績まみれで、所定の文章量(ワード1ページくらい)ではとても書ききれないため、特に当大学において期待される分野の業績にスポットライトを当ててご紹介させていただきました。
まぁ、もともと承認されるのは決まっていて、形式上必要な書類を作成させていただいただけですので、こちらも、どなたかが実際に読む機会があったのかどうかは謎です😅
ゴーストライト その3. 「医療系Web記事」
先生には、各方面から執筆のご依頼があります。重いものから軽いもの、専門家向けから一般の方向けまで様々です。執筆の仕方もいろいろで、ご自身がイチから作成されるものもあれば、分担して書かれるものもありますし、医療系ライターさんにインタビュー取材を受け、ライターさんがそれをまとめて記事にする場合などもあります。
先日も、この3つ目のパターンで記事を作成されていたわけですが、「どうも、ライターさんに言いたかったことが伝わってなかったみたい。嫁ひつじさん、この段落を書き直してくれる?」と言われる晴天の霹靂ひつじ。
いつから、ワタクシ、教授の代筆をする医療ライターさんのゴーストライターさんになったわけ?(ややこしい)
言い忘れておりましたが、わたくしは学部時代は教育学、大学院ではコミュニケーション学を学んでおりまして、もともとは医療の知識はござーません。
「病気がみえる」というシリーズの一説を読みながら、先生に質問しながら一段落を書き直しました。(この本は医学生さんがよく読まれているようで、かなりわかりやすかったです。)
直しが入らなかったので、ヨシとしました!
そんなこんなで、秘書の仕事は実に多岐にわたります。
まさに「秘め事」が多く自分は表に出ない仕事ですが、影武者役を好むタイプで、裏事情や普段知りえない世界のことに興味がある方には面白いかもしれません。
私が向いているかどうかは謎です。
これまで、メーカーで生産管理、出版関連会社で組版、メーカーで調達、外資系証券会社で人事、医療系学会で編集事務などをこなしてきましたが、未だにどの仕事が自分に一番適正があったのか不明です。
またご紹介していきたいと思います。
皆さまも良い日々をお過ごしくださいませ☆
(^∀^)ノ